写真に黒いゴミが…。カメラのキタムラのセンサークリーニングサービスを利用してみた

コロナ禍が続いてすっかり写真を撮る機会も減っていたこの1年。そんな中、久しぶりに一眼レフのカメラで写真を撮ってみたところ、写真に黒いゴミが…。
レンズを変えて撮影しても、どの写真も同じ場所にポツポツとシミのような黒い点が写るので、どうやらレンズ側ではなくカメラ内部にゴミが入ってしまったようです。
一眼レフカメラでの撮影を楽しんできましたが、メンテナンスはおろそかにしていたのでこの機会にこんな場合の正しい対処法を調べてみました。

汚れ具合は…

まずは気になる汚れ具合。
付着したゴミが分かりやすいように白い紙を撮影してみると…

ナスビ
どわぁ〜!なんじゃこりゃ〜!

事前に気づいていたのは特に濃い汚れの部分だけだったのですが、こうして見ると他にもうすい汚れがたくさん。

一眼レフやミラーレスといったレンズ交換式のカメラは、シチュエーションに応じてさまざまなレンズを交換して楽しめるのが大きな魅力ではありますが、レンズ交換の際に内部にゴミやホコリが入り込みやすいという宿命があります。
この黒い点の正体は、カメラのイメージセンサー(撮影素子)に付着したゴミ。被写体や撮影条件によって目立ちにくい場合もあるので、今まで気づかなかっただけで少しづつ汚れがたまっていたのかと思います。

 

イメージセンサーのゴミの対処法

イメージセンサーの汚れをクリーニングする方法としては大きく二つ。
市販のクリーニングキットなどを利用して自分で掃除する、もしくはカメラメーカーのメンテナンスサービスを受けるというのが一般的のようです。

セフルメンテナンス

「センサークリーニング」機能を使う

まず試してみたいのが、カメラ本体の「センサークリーニング機能」です。
微小な振動を起こして、センサーに付着したゴミやホコリを振るい落とすという機能です。センサークリーニング機能がある機種をお使いならまず試してみるのがいいかと思います。

ナスビ
自分の機種ではカメラの電源をON/OFF時に自動でこの機能が作動しているため、手動で作動させても変化がありませんでした。

 

メンテナンスキットなどを使って手作業でクリーニング

知識や技術は必要になりますが、ポイントを押さえていれば自分でメンテナンスすることも可能とのこと。イメージセンサーは非常に繊細な部品のため、専用のクリーニンググッズを用いて正しい方法で行ってください。センサーに傷をつけてしまうといったリスクもあるので、不安がある方はプロのメンテナンスサービスを利用しましょう

一眼レフカメラの場合の一般的なクリーニング手順としては、

  1. クリーニングモードに切り替えイメージセンサーの前にあるミラーを上げる。(メーカーによりやり方が異なるので説明書を要確認)
  2. ブロアーで風を送り、イメージセンサーについたホコリを吹き飛ばす。
  3. クリーニング棒(スワブ)でイメージセンサーに残ったホコリやゴミを取り除く
  4. 3の作業中にもホコリが入る可能性があるため、最後にもう一度ブロアーで空気を送る
  5. レンズやキャップを装着、1で上げたミラーを戻して完了

あくまでも自己責任でお願いします。

ナスビ
自分でキレイに仕上げる自信がないのでムリです。

 

メーカーのサービスセンターでメンテナンス

一番安心なのが、カメラメーカーでメンテナンスしてもらう方法です。
メーカーのサービスセンター・修理センターへ直接持ち込んだり、自宅へ引き取り依頼をすることで、専門のスタッフがカメラを点検・掃除してくれます。

私が使っているキヤノンのカメラ向けには「あんしんメンテ」というカメラ・レンズセットの点検・クリーニングサービスがありました。5,000円(税抜)でセンサークリーニングだけでなく、ボディの清掃、各種点検、レンズの清掃・点検などをセットで行ってくれます。
現在は混雑緩和のコロナ対策のため、事前に予約が必要。自分が予約状況を見たときは、直近の2週間くらいはどの時間帯も予約がほぼ埋まっているような状況でした。

ナスビ
キヤノンのサービスセンターの所在は銀座と品川。自宅から片道1時間、プラス交通費、予約の都合を合わせる必要もあり気軽には利用しづらい…

 

キタムラのセンサークリーニングサービス

セルフメンテナンスは不安だし、メーカーのメンテナンスサービスは時間や手間がかかって面倒だし…どうしたものかと思いながら調べている中で見つけたのがカメラのキタムラの「センサークリーニングサービス」。

予約不要で直接店舗にカメラを持参し、当日中に仕上げてくれるとのこと。
自分が調べた時点では全国でなんと473の店舗で「センサークリーニング」サービスを対応していました。
調べてみたら、自宅から一駅先の店舗でも「センサークリーニング」サービスを行っているとのことだったので、早速行ってみました!

電池をしっかり充電しておくこと

カメラを持参する場合、充電がしっかりできていることを確認してください。前の項目で説明したクリーニングモードでの清掃中に電池が切れてトラブルが起きないようにするためです。

受付

受付では簡単な修理依頼書に記入し、カメラと一緒にスタッフの方へ提出。
事前に撮影していた写真を見せながら、どのあたりにゴミが多いのかお伝えしました。

修理にかかる時間はおよそ1時間とのこと。
おまかせして一旦店舗を後にします。

メンテナンス完了

周辺で時間をつぶして、1時間後に再来店。
プリントアウトした用紙でクリーニング完了を確認します。
メンテナンス前のゴミがたくさん写ったものと、メンテナンス後のゴミが消えたものの2枚の紙を見せてくれました。
(カメラで撮影した写真をプリントしたものなのか、センサー自体を何らかの方法で写した写真をプリントしたものなのかは不明)

大きなゴミだけでなく、うっすらついていた細かい汚れも見当たらずキレイになったようです!

料金は3,000円(税抜)
今回は利用しませんでしたが、プラス1,000円(税抜)でボディやレンズの外観の清掃もやってくれるみたいです。
金額としてはメーカーのメンテナンスとほぼ同じくらいといった印象なので妥当な金額なのかなーと思います。

 

仕上がりは…

店頭では実機では確認しなかったので、
念のため白い紙を撮影して、クリーニング状況を確認してみます。

すっかりキレイになったようです!
どこにもゴミが見当たりませんね。

ビフォーアフターを比較してみると一目瞭然
キレイにクリーニングできていることが確認できました。

写真にゴミが映り込むと、仕上がりも悪くなってしまうのでやはりしっかりメンテナンスすることが大事ですね。
これでストレスなく写真撮影を楽しむことができます!

 

センサーの汚れに困ったらキタムラがおすすめ

センサークリーニングは自分でも行うことができますが、知識や技術に不安があるという方は、やはり専門のプロに依頼するのがおすすめです。

カメラのキタムラは、全国の多くの店舗でセンサークリーニングサービスを実施していますので、お住まいの地域でもきっと実施店舗が見つかるはずです。予約も不要で、最短当日中にクリーニングが完了します。
カメラのセンサーの汚れが気になっているという方は、ぜひ利用してみてください!

キタムラのセンサークリーニングサービスはこちら