丁寧に解説していくので初めての方もご安心ください。
フォトブックをつくろうと思い立ったらまず何から取りかかりますか?
写真選びをする?それとも、すぐにソフトで写真をレイアウトし始める?
はやる気持ちもわかりますが、まず最初に行うのはフォトブックの「テーマ」を決めることです。
今回は、フォトブックのテーマについて考えてみましょう!
テーマを決めよう
自分の撮った写真をただ並べていくだけでも、1冊のフォトブックをつくることはできますが、テーマを決めてつくることでより伝えたいことが明確になります。
テーマというとなんだか難しそうに聞こえるかもしれませんが、かたく考えないでも大丈夫です。映画で例えるなら、サスペンスなのか、アクションなのか、SFなのか、恋愛ものなのか、コメディーなのかといった大まかなジャンル・分類という感じでとらえてください。
フォトブックの場合なら、こちらのようなテーマが多いようですね。
- ウェディング・ハネムーン
- 子どもの成長記録
- 旅行記
- ペット
- 卒業・卒園
- 作品集(写真・イラスト・工作など)
- 友人・恋人
- スポーツ(チーム・試合など)
- 風景
- レシピ集
フォトブックは写真を使ってつくるものなので、テーマを見るとやはり写真をたくさん撮るシチュエーション、残しておきたい大事な思い出がテーマになっているものが多いですね。
あなたのつくりたいフォトブックのテーマは見つかりましたか?
1冊のフォトブックは1つのテーマでつくろう
フォトブックは1冊につき1つのテーマでつくると、全体の統一感が出て、伝いたいことが明快になります。
例えば、子どもの成長記録のフォトブックに、ページが余ったらからといきなりレシピを入れたり、旅行記のフォトブックの途中からペットの写真になったり…。こんな風に1冊の中でテーマを変えるのは避けてください。
先ほどの映画の例えで言うと、恋愛映画だと思って見ていたら、途中からホラーになってしまった、シリアスなサスペンスがいきなりコメディーに変わってしまったみたいな感じです。これだと面食らいますよね。
それと同じでフォトブックの場合も途中で違うテーマの写真に変わってしまうと、1冊の本の中で印象が変わってしまいます。
1冊につき1テーマ、これ重要です。
大きいテーマと小さいテーマ
テーマについて、もう少し掘り下げて考えてみましょう。
大きいテーマと小さいテーマの違い
例えば、「子ども」というのは大きなテーマです。
「子ども」という大きなテーマなら家で遊ぶ写真、誕生日の写真、幼稚園の運動会の写真、どれもテーマから外れません。我が子の成長を記録した立派なフォトブックがつくれそうです。
小さいテーマというのは、大きいテーマをより詳しく絞り込んだ、より掘り下げたテーマです。
一言に子どもの写真と言っても、いろんな写真がありますよね。小さいテーマは大きなテーマから「どんな切り口で絞り込むか」と言うこともできます。
例えば?
「子ども」という大きなテーマの中で色々な切り口を考えてみます。例えば…
「表情」という切り口で絞り込んで子どもの笑顔の写真だけを集めたフォトブックをつくる。
「兄弟」という切り口で、兄弟が二人で写っている写真だけを集めたフォトブックをつくる。
「寝顔」という切り口で、寝ているのシーンだけを集めたフォトブックをつくる。いろんな切り口が考えられます。
笑顔だけを集めたフォトブックなら、陽気なその子の性格が伝わってきます。
兄弟二人のフォトブックなら、仲良しだけど時には喧嘩したり、そんな二人の関係性がクローズアップされたものができそうです。
寝ているの写真だけを集めたフォトブックなら、起きている時とは別の子どもの可愛らしさが伝わってきそうです。
「旅行記」という大きなテーマなら、「色」という切り口で旅先の風景写真を色ごとに並べてみるなど考えられます。
こんな風にテーマを詳しく絞り込むと、雑多な写真が混ざったフォトブックに比べて見た時に受ける印象はよりシンプルかつ強いものになります。
ぜひ、自分だけのオリジナリティのある切り口を見つけて、フォトブックづくりを楽しんでみてください。
作りたいテーマが決まったら次のステップへ進みましょう。
次回は、どんなデザインのフォトブックを作りたいのかイメージしながら、利用するフォトブックサービスを選んでいきます。