この記事では、A4より大きなサイズのフォトブックをお探しの方に向けて各社のフォトブックの比較とおすすめのフォトブックを紹介していきます。
大きなサイズのフォトブックはサイズが大きい分価格は高いですが、迫力があってたくさん写真を配置できるのが特徴です。
A4より大きなサイズで一番安いフォトブックや、 フォトブック作りで重視するポイントごとにおすすめのフォトブックを紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
A4より大きなサイズのフォトブック比較
A4より大きなサイズのフォトブックとして、大きく30cmスクエア、25cmスクエア、B4サイズに分けられます。
サイズごとに、製本方法、表紙タイプ、価格、送料を一覧表にまとめてみました。(2024年7月現在)
30cmスクエアサイズのフォトブック
社名 | サイズ(横mm x 縦mm) | 製本 | 最小Pの価格 30Pの価格 | 送料 |
---|---|---|---|---|
パーフェクトフォト | H正方形(30×30)(300×300) | 無線綴じ | 16P/8,980円 30P/11,780円 | 無料 |
マイブック | HART-HC 300S(305×305) | 無線綴じ | 10P/9500円 30P/12,480円 | 650円 |
フジフォトアルバム | Hスクエアタイプ297(297×297) | フラット | 8P/6,440円 36P/14,000円 | 990円 |
フォトレボ | Hプレシャス300(300×300) | 無線綴じ | 16P/12,100円 30P/14,690円 | 660円 |
※サイズは外寸です。
※価格は消費税込の通常価格です。
※Hマークはハードカバーのフォトブック、Sマークはソフトカバーのフォトブックです。
26〜25cmスクエアサイズのフォトブック
社名 | サイズ(横mm x 縦mm) | 製本 | 最小Pの価格 30Pの価格 | 送料 |
---|---|---|---|---|
パーフェクトフォト | H正方形(25×25)(250×250) | 無線綴じ | 16P/7,980円 30P/10,500円 | 無料 |
DPE宅配便 | Hクラッシィましかく260(266×266) | フラット | 6P/6,930円 30P/10,890円 | 550円 |
マイブック | HFLAT 260S(266×266) | フラット | 10P/9,980円 30P/12,980円 | 650円 |
HART-HC 260S(266×266) | 無線綴じ | 10P/8,500円 30P/10,980円 | 650円 | |
SART-SC 260S(260×260) | 無線綴じ | 10P/7000円 30P/9,480円 | 650円 | |
フジフォトアルバム | Hスクエアタイプ257(257×257) | フラット | 8P/5,440円 36P/13,000円 | 990円 |
フォトレボ | Hバロン(256×256) | 無線綴じ | 40P/12,100円 | 990円 |
Sカノン(250×250) | 無線綴じ | 16P/4,200円 30P/5,600円 | 990円 |
※サイズは外寸です。
※価格は消費税込の通常価格です。
※Hマークはハードカバーのフォトブック、Sマークはソフトカバーのフォトブックです。
B4サイズのフォトブック
社名 | サイズ(横mm x 縦mm) | 製本 | 最小Pの価格 30Pの価格 | 送料 |
---|---|---|---|---|
BON | HXL B4(260×366) | 無線綴じ | 24P/8800円 | 1,000円 |
※サイズは外寸です。
※価格は消費税込の通常価格です。
※Hマークはハードカバーのフォトブック、Sマークはソフトカバーのフォトブックです。
比較のポイントは
- 価格・送料
- 製本方法(フラット or 無線綴じ)
- 表紙のタイプ(ハードカバー or ソフトカバー)
の3点です。
価格は、最小ページの価格と、比較しやすいように同じページ数(30ページ)のフォトブックを作成した場合の金額を表記してあります。
製本方法は綴じた部分をフラットに開けるかどうかの違いです。
フラットに開くことができる製本方法の方が価格が高くなります。
表紙のタイプは上記の表では[H]ハードカバー、[S]ソフトカバーのアイコンで示しています。
大きなサイズのフォトブックでは、ページが折れやすくなるのでハードカバーのフォトブックがおすすめです。
おすすめのフォトブック
安さだけで選ぶのも良いですが、それぞれのフォトブックの特徴や、フォトブック作りで重視するポイントを踏まえて選ぶと、ミスマッチが少なくなります。
重視するポイントごとにおすすめのフォトブックを紹介していきますので、自分にぴったりのフォトブックを見つけてみてください。
A4より大きなフォトブックで最安級 「パーフェクトフォト」
パーフェクトフォトは、30cmスクエア、25~26cmスクエアサイズのフォトブックで最安級のフォトブックです。
なるべく安くフォトブックを作りたい方におすすめです。
パーフェクトフォトは、6色の高画質印刷のフォトブックです。
さらにページの両面にPPコーティングを施し、ツヤ、質感、色彩などの印刷品質を最大限発揮しているのが特徴です。
編集エディタは、写真の自動レイアウト機能や、豊富なデザインテンプレート、自由自在にレイアウトできる編集機能など使いやすい機能をそろえています。
正方形(30×30)
- サイズ:300 x 300mm
- ページ数:16~120P ※2ページ毎に追加可
- 製本:無線綴じ
- 表紙:ハードカバー(マット、光沢選択可)
- 本文:マット、光沢選択可
- 価格:16P/8,980円(税込)追加2ページ毎 400円
- 送料:無料
- 納期:通常5営業日
クロス貼表紙と箔押しでちょっと贅沢に「フォトレボ」プレシャス300
フォトレボの「プレシャス300」は、合皮風のクロス貼表紙に金箔または銀箔を施した高級感のある表紙が特徴のフォトブックです。
価格は16ページ12,100円〜と決して安くはありませんが高級感のある装丁は、七五三、結婚式、成人式など大切な思い出を収めるのにぴったりのフォトブックです。
フォトレボは、7色印刷の高画質印刷のフォトブックです。
プレシャス300では本文用紙に艶と発色のいい厚みのある光沢紙を採用し、より高級感のある仕上がりとなっています。
自動レイアウト、画像補正、文字編集、写真のマスク型、フレーム素材、スタンプ素材など豊富な編集機能を備えています。
少し値が張ってもいいから丈夫で高級感のあるフォトブックがいい、という方におすすめです。
プレシャス300
(フォトレボサイトより)
- サイズ:300 x 300mm
- ページ数:16~80P ※2ページ毎に追加可
- 製本:無線綴じ / PUR糊使用
- 表紙:ハードカバー(クロス表紙・箔押し)
- 本文:光沢
- 価格:16P/12,100円(税込)追加2ページ毎 370円
- 送料:660円
- 納期:通常5営業日
本物の写真を貼り合わせて作る「フジフォトアルバム」
フジフォトアルバムのフォトブックは、本物の写真を貼り合わせてつくるフォトブックです。
トナーやインクで用紙に印刷するフォトブックとは異なり、写真用印画紙を光で露光させて発色させる銀塩方式を採用しており高品質で高級感のある仕上がりになるのが特長です。
銀塩写真は色の再現性や滑らかな階調表現に優れているため、色味や印刷品質にこだわる方にはフジフォトアルバムがおすすめです。
製本は、180度フラットに開くことができる合紙綴じなので、見開き全面を使ったレイアウトが可能です。
スクエアサイズ297
- サイズ:297 x 297mm
- ページ数:8P/12P/24P/36P/48P
- 製本:合紙綴じ(フラット)
- 表紙:ハードカバー(マットラミネート加工)
- 本文:半光沢
- 価格:8P/6,440円(税込)〜
- 送料:990円
- 納期:7〜30日
デザインテンプレートを使って手早く作れる「マイブック」
マイブックは、子ども・赤ちゃんや結婚式などテーマに合わせたデザインテンプレートが豊富にあることが特徴です。
一から全部のページのレイアウトを作っていくのは手間がかかりますが、デザインテンプレートを利用すればあらかじめ用意された枠に写真をはめ込んでいくだけでフォトブックが完成します。
短時間で簡単にフォトブックを作ることができるので、なるべく時間をかけずにフォトブックを作りたい方におすすめです。
自由にレイアウト・編集できる編集エディタなので、デザインテンプレートをベースにして、自分なりにカスタマイズすることも可能です。
FLAT 260S
- サイズ:266x 266mm
- ページ数:10P/20P/30P/40P
- 製本:合紙綴じ(フラット)
- 表紙:ハードカバー(光沢・つや消し選択可)
- 本文:光沢・半光沢 選択可
- 価格:10P/9,980円(税込)〜
- 送料:650円
- 納期:通常6営業日
個性的なフォトブックがいいなら「BON」
(BON公式サイトより)
麻布張りの表紙で個性的な佇まいを醸し出しているのがBONのフォトブックです。
BONは無印良品が推奨するフォトブックサービスです。無印良品のインテリアにぴったりのシンプルで無駄のない設計の造本になっています。
造本自体がおしゃれなので、レイアウトに凝らなくても簡単におしゃれな印象のフォトブックが作れそうですね。
他社とは違う個性的な印象のフォトブックを作りたい方にオススメのフォトブックです。
ソフトカバーのフォトブックがいいなら「フォトレボ カノン」
(フォトレボ公式サイトより)
A4より大きなサイズではソフトカバーのフォトブックは少ないのですが、どうしてもソフトカバーで作りたい方はフォトレボの「カノン(250×250)」がおすすめ。
このサイズのソフトカバーのフォトブックでは最安級の価格です。
またページ数はなんと最大160ページまで増やすことができます。1ページにたくさんの写真を入れることができますし、最大160ページの大ボリュームなら1冊で大量の写真を収めることもできます。
このサイズの良いところ・悪いところ
- 写真を大きく配置できるので迫力が出る
- たくさんの写真を配置できる
- 製本や品質がしっかりしている
一番の魅力はページが大きいこと。
見開きならおよそ横幅が60cmにもなり、見開き全面を使った大迫力のレイアウトも可能です。
またページが大きい分1ページにたくさんの写真をレイアウトすることができるもの魅力です。
価格に見合って画質や耐久性も優れたものが多く、七五三や成人式、結婚式など大切な記念日のフォトブックとして最適です。
- サイズが大きい分価格が高い
- 収納場所が限られる
- スマホの写真だとサイズが足りない可能性がある
A4より大きなサイズのフォトブックはおおよそ1万円前後の価格になります。
30cmの高さがあると一般的な本棚に入りきらないなど収納場所についてもネックになってきます。
またスマホで撮影した写真の場合、ページ全面にレイアウトすると写真の大きさ(写真の画素数)が足りない場合があります。
レイアウトサンプルと写真のサイズ感
レイアウトの際の参考になるように、1ページに写真プリントのLサイズ(89mm × 127mm)、2Lサイズ(127mm × 178mm)が何枚レイアウトできるのかを下記のレイアウトサンプルを用いて紹介します。
また、レイアウト時の注意点も合わせて紹介しますので、参考にしてみてください。
写真のサイズ感
- Lサイズ(89mm × 127mm)… 1ページに6枚
- 2Lサイズ(127mm × 178mm)… 1ページに2枚
上記のサンプルのようにレイアウトした場合、Lサイズなら6枚、2Lサイズなら2枚の写真を1ページに配置できます。
どのくらいの大きさで印刷されるかの目安として参考にしてください。
レイアウトの注意点
見開き全面に写真をレイアウトする場合は写真の画素数に注意!
このサイズのフォトブックではページがとても大きいので、見開き全面に写真を配置する場合大きな画素数が必要になります。
画素数とは写真のドット(ピクセル数)のことです。
この画素数は横 × 縦の合計ピクセル数になります。例えば2400万画素のデジカメなら横6000ピクセル × 縦4000ピクセルの写真が撮れることになります。
見開き全面に写真をレイアウトした場合、画質を落とさずに綺麗に印刷するためには、横7,087ピクセル × 縦3543ピクセル必要になります。
(30cmサイズで印刷に必要な解像度が300dpiの場合、裁ち落としの部分は含めず)実際にはここまで大きいピクセル数でなくても印刷は可能ですが、画質は荒くなると認識しておいてください。
縦長写真は正方形にトリミングすると足元まで入らないことも
上のサンプルのように、1ページ全面に縦長写真を配置すると写真の上下が大きくトリミングされてしまいます。
全身が綺麗におさまるように撮影していても、正方形にトリミングすると足元が切れてしまうということになります。
フォトブックに使いたい写真が縦長が多い場合は、スクエアタイプではなく縦長のフォトブックを選んだほうがいいでしょう。
縦長横長が混在している場合は、うまく縦長写真と横長写真を組み合わせてレイアウトできるよう工夫してみましょう。