テーマが決まったら、どのフォトブックサービスを利用するか決めていきます。フォトブックの「デザインテイスト」から考えていくと、つくりたいフォトブックに適したサービスを選ぶやすくなりますので、まずはつくりたいデザインについて考えてみましょう。
「おしゃれ」なデザインって？
フォトブックのデザインについて調べてみると、よく「おしゃれ」なフォトブックという言葉を目にするのですが、みなさんはどんなデザインが「おしゃれ」に感じますか？
ひとことに「おしゃれ」なデザインといっても、頭の中でイメージされるものは人それぞれ。「おしゃれ」なフォトブックがつくれるからと選んだサービスだったけど、つくってみたら全然自分のイメージと違った…なんてことも。
思い描くフォトブックに適したサービスを選べるように、ここでは大きく二つのデザインテイストに分けて考えてみます。
シンプルなデザインとデコラティブなデザイン
シンプルなデザインと、デコラティブ（装飾的）なデザイン。
デザインテイストを大きくこの二つに分けて、どちらに近いのかを決めておくと、つくりたいフォトブックに適したサービスを選択しやすいです。
言葉で説明するより見てもらった方が早いと思うので、それぞれどんなデザインか見てみましょう。フォトブックの見開きのページレイアウトのデザインサンプルです。
シンプルなデザインは、主に写真やコメントの文字だけをレイアウトしたデザインです。
一方デコラティブ（装飾的）なデザインの方は、写真や文字以外にイラストが入っていたり、背景もカラフルでにぎやかな印象のデザインです。
シンプルデザインの方が、アートっぽい雰囲気、上質な感じがして「おしゃれ」という人もいれば、デコラティブデザインの方が明るく楽しい雰囲気で「おしゃれ」と感じる人もいるでしょう。
あなたがつくりたいフォトブックのデザインはどちらに近いでしょうか。
それぞれのデザインの特徴
デザインテイストによって、つくるのにかかる時間や、求められるデザインスキルが違ってきます。
つくり始めてから、予想以上に大変な思いをしたり、後悔したりしないように、事前にそれぞれのデザインテイストの特徴を把握しておきましょう。
シンプルなデザインの特徴
シンプルデザインのフォトブックの特徴を簡単にまとめてみました。
- 写真が引き立つ
- 短時間でつくることができる
- デザインセンスに左右されずつくりやすい
- レイアウトを工夫しないと単調になりやすい
- どんなテーマでも同じデザインになってしまう
- 写真自体のクオリティに仕上がりの印象が左右されやすい
シンプルなデザインのフォトブックは、主に写真とコメントの文章だけを使ってつくるので、写真が引き立ちやすいというのが一番の特徴です。
また、要素が少ないので比較的短時間でつくれるというメリットもあります。
一方、レイアウトが単調になりやすく、どんなテーマでも同じデザインに見えてしまうというデメリットがあります。
デコラティブ（装飾的）なデザインの特徴
デコラティブデザインのフォトブックの特徴を簡単にまとめてみました。
- 見ていて楽しい雰囲気の紙面をつくれる
- テーマに合わせて、全く印象が違うデザインにできる
- 個性的なデザインをつくれる
- つくるのに時間がかかる
- 仕上がりの印象がつくる人のデザインセンスに左右される
- やりすぎると煩雑な印象になってしまう
デコラティブなデザインの方は、イラストや装飾を配置したり、自由な色使いでにぎやかで見ていて楽しい雰囲気のデザインです。
かわいいデザイン、クールなデザイン、ポップなデザイン、和風なデザインなどつくりたいフォトブックのテーマに合わせて様々なデザインが考えられます。
ただ、シンプルデザインと比較すると、写真やコメントの他に、どんな色にするか、どんなイラストを使うかなど選択することが多い分、制作に時間がかかります。また、色やデザイン素材の選択・バランスの取り方が悪ければ、かえって写真の良さを消してしまう可能性もあります。
フォトブックのサービスを選ぶ
つくりたいフォトブックのデザインテイストが決まったら、早速どのフォトブックサービスを利用するか決めて行きましょう。
シンプルデザインのフォトブックにオススメのサービス
シンプルデザインのフォトブックは、写真配置のテンプレート（元になるレイアウト）の中から好きなものを選び、写真を配置していくだけでつくれます。
このような作成方法は、フォトブックつくりの基本的な機能ですので、どのフォトブックサービスも備えています。
ここではいくつか私が利用した中からオススメのサービスを紹介します。
パソコンでつくるのにオススメのフォトブック
スマホでつくるのにオススメのフォトブック
デコラティブデザインのフォトブックにオススメのサービス
デコラティブなデザインのフォトブックをつくる際は、写真の配置を決める以外に、色を変えたり、イラストや装飾素材を配置したり、より自由にデザインを編集できるフォトブックサービスを選ぶ必要があります。
下記の２つのサービスがオススメです。
オススメのフォトブック（パソコンのみ）
ご自分で一から全てデザインする場合はそれなりに時間や手間がかかりますが、そんなに時間をかけられない、デザインに自信がないという方に向けてはあらかじめデザインされたデザインテンプレートも提供されています。
それを利用すれば、配置する写真を決めていくだけでデコラティブなデザインをつくることもできます。
デザインテンプレートを利用して作成したい方は、マイブックをオススメします。色々なテーマに合わせたデザインテンプートがたくさん用意されています。
つくりたいデザインテイストと利用するサービスは決まりましたか？
迷ってしまってなかなか決まらないという方はこちらのYes Noチャートも参考にしてみてください。
今はフォトブックサービスが充実している分、いざフォトブックを作ろうと思ってもどこのサービスのどのフォトブックがいいのか分からないで悩まれる方も多いかと思います。フォトブックを比較しているサイトもたくさんありますが、それぞれ調べていくのも一苦[…]
次回は、フォトブックの大きさと予算を決めていきます。