紙に印刷された写真しか手元にない場合、その写真をデータとして取り込んで使いたい時みなさんはどうしていますか?
フィルムのカメラで撮影した古い写真や、幼稚園・保育園・学校で購入した写真をデータにして保管したい、フォトブックや年賀状に使いたい…なんてこともありますよね。
スキャナーを持っているご家庭はなかなか少ないと思いますし、かといって業者にスキャンしてもらうのも手間やお金がかかるし…と躊躇していませんか?
今回は、だれでも手軽に写真をデータ化できるスマホアプリ「フォトスキャンby Google フォト」についてご紹介します。
アプリのダウンロードはこちらから。
使い方は簡単!
まずはこちらの動画を。
アプリの使い方は、
- 写真を画面の中央に合わせて撮影ボタンをタップ
- 写真の中央と四隅に丸が表示される
- 写真の中央に表示された丸を4隅に表示された丸に順番に合わせていく
これだけです。簡単ですね!
アプリのアイコンのデザインがなんのこっちゃと思っていたら、この●を重ねるイメージがデザインされているようですね。
この操作をすることで、異なる角度から写真をスキャンし、写真の表面の光の反射や影を自動的に取り除き、よりキレイな状態でデータ化できるようです。
動画を見るとスキャンする際に、写真の表面にスマホのライトが反射しているのがわかりますよね。またスマホを持つ手の影も入ってしまっています。
こんな状態で果たして本当にキレイにスキャンできているのでしょうか。
光の反射や影を完全除去!
実際にスキャンされた写真を見ると、光の反射や影もなくキレイにスキャンできていることがわかります。
光の反射の自動除去をウリにしているだけあって、反射は完璧になくなっていました。さすがGoogleですね!
画質については写真全体をスマホの画面で見る分には特に気になる部分はありません。
しかし拡大して表示してみると髪の毛などの細かい部分や、暗めの色の部分は階調が失われてつぶれてしまっていました。
とは言えスキャンすれば画質の劣化は多かれ少なかれ生じてしまいます。これだけ手軽な方法でこの品質が保てれば十分と言うべきでしょう!
スキャンされた写真はiPhoneの写真ライブラリに保存されます。また、Google フォトがインストールされていれば、自動的にスキャンデータをクラウドに保存しておくこともできます。
注意する点
- スキャンの状態によっては、意図しない向きで取り込まれてしまうことがあります。その場合でも写真回転のボタンをタップするだけで簡単に向きを変更できます。
- スキャンの際にスマホを傾けるとエラーメッセージが表示されてしまいます。写真を置いたテーブルとスマホをできるだけ平行にしたままスキャンしてみてください。
- 部屋の照明が十分な明るさでない場合はフラッシュを使ってスキャンできます。フラッシュの有無によって若干仕上がりの色味が変わるので、気になる場合はふた通り試してみて実際の写真と近い色味の方を使ってください。
- 写真とスマホの向きを合わせてスキャンした方がいいです。縦向きの写真ならスマホを縦に持つ、横向きの写真ならスマホを横に持ってスキャンした方がより大きく撮影できるため画質がキレイです。
- スキャンした取り込んだデータは元の写真より画質は劣化しています。スキャンした写真を再度プリントしたり、フォトブックに使ったりという場合は元のサイズより大きく使わないように注意しておいた方がいいでしょう。
最後に
スマホ1台あれば、スキャナーがなくても写真をキレイにデータ化できるので大変便利ですね!
写真だけでなく、子どもの描いた絵や手紙、メモなどもこのアプリでスキャンしてみるなど工夫次第でいろいろ活用できそうです。
ぜひ使ってみてください!